スポーツについてのあれこれ

私はスポーツに興味がない。

ワールドカップやオリンピックなどの価値や意味、尊さは理解しているものの、では自分が盛り上がれるかと言うと無理だ。

例として挙げられる大会が上の二つしか思い浮かばなかったレベル。


正確にはスポーツに限らず何かに盛り上がるという才能がないのだけど、まぁとりあえず今回はスポーツの話ということで。


父はわりとスポーツが好きな方だと思う。

比較対象がいないのでよく分からないけど。

サッカーや相撲、マラソン、野球、バレー…いろんなものを観る。

休日に出掛けるのが好きなのに、試合があるからと言って篭ったり、深夜まで起きて観ていたり、ご飯中に熱中し過ぎて母に叱られていたりする。

なんか拮抗している時には手に汗を握って見守っているし、なんかやらかした時はブーイングをするし、点が入れば手を挙げて喜んでいる。

子供の頃から幾度となく見てきた姿だ。


今日は父がラグビーを熱心に観ていた。

ラグビーに興味があったとは知らなかった。

試合を観ていたことあったかな?

そもそもあんまりテレビでやってなくない?知らんけど。


なぜかそれなりにルールや選手の知識もあるようで、もしかしたら一般的な社会人はWindowsの更新プログラム的な感じで定期的にスポーツ情報をダウンロードしているんじゃないかと思うくらいには不思議だ。

あんまり熱心に一喜一憂して見入るあまりテレビに近付き過ぎて母に叱られていた。

それでも釘付けになっていた。


正直羨ましいなと思った。

父の見せる興奮のひとつ取っても、私の人生でここまでテンション上がったことあったかな…と考えても思いつかなかった。

そんな感情を、試合の中で何度も経験したらヤバそうではあるけど、少しくらいは擬似体験できないかと、好意的に、興味がある体で試合を見てみた。


結果は惨敗だった。

ルールが分からないのもあるけど、日本が点を入れても(なるほど)意外の感想が湧かない。

認識→感情のプロセスがバグってんのか。


画面から目を離し、ソファで爆睡する猫を見た。

猫は良い。

寝ていて何の動きがなくても良いものだ。

思えば私の感情の高まりは、猫がかわいい時くらいしか盛り上がらない。

足下でお腹を見せて転がったりされて(はあああああああん!!)と崩れ落ちて撫で回す時が人生で一番のハイテンションかもしれない。


ふと思った。

選手が動物だったらどうだろう。


画面に目を移し、アイルーとメラルーが戦っている想像をしてみた。

ほっこりした。

こんな試合中継があれば、夜中でもずっと観続けてしまうな。

むしろ試合も見に行くし、推しの選手のブロマイドとか買ってしまうな。



結局のところ、猫イズ最高ということなのだ。




この記事を書いている途中で(スポーツの定義とは…?健康のためにジョギングしたり、サークルでテニスしたり、プールで泳いだり、縄跳びしたり、そういうのは好きだから『スポーツ』で括っていいのか??)と気になり出したのでググったんですけど、トップにずらーっといろんな分野の最新の大会結果が並んでいて、改めて需要の大きさを感じました。

スポーツとは「ルールの下で勝敗を競うもの」だそうです。